2018年10月20日
日曜京都〜第79回菊花賞(G?T)
菊花賞らしく晴天で行われそうな日曜京都。しかし相変わらず例年よりも1つか1つ半くらい時計がかかっている。この時期の京都としては極めて珍しい現象である。差してくる組も台頭しているから、流れ次第で菊花賞らしい「強い馬」の誕生を見ることになるかもしれない。そういう意味でも、とても楽しみな菊花賞だ。
ダービー馬ワグネリアンは距離の関係で天皇賞を目指したが、前走快勝の疲れが抜けきれず天皇賞も回避。近年はあまりにもダービーが重要視されてしまう傾向が強く、ダービーで燃え尽きてしまうようなところもあるので、ワグネリアンの秋のつまずきはなんだか不吉である。
その前走で、スタートでのつまずきで自分のレースがまったくできずに4着と敗れた皐月賞馬エポカドーロ(父オルフェーヴル)は人気の一角を形成しそう。オルフェーヴルの父ステイゴールドの子エタリオウ、ハービンジャー産駒ブラストワンピースらが、人気の上ではほとんど差なく推移しそう。
例によって穴を狙いたいところだが、実力伯仲のレースだけに、あまり穴にこだわりすぎるのも逆に危険かなーという気がする。穴を狙うためには、菊花賞だけは許される「血統」に注目するのもおもしろいが、血統だけでいうなら私は母系牝系がシラオキ系のアイトーン(菊花賞ではおなじみリボー、バックパサー、プリメロ(メジロマックイーン、レインボーラインなどの祖先))に頑張ってほしい。ただ、良馬場ではさすがに血統だけでどうにかなるものではなさそう。
そもそも血統だけで話がつくならブラストワンピースだってリボーの(遠い)クロスがあり(昨年のクリンチャーがこのタイプ)、マンハッタンカフェ産駒メイショウテッコンだってアイトーンと似た配合だったりする。何より菊花賞と相性が良い皐月賞馬エポカドーロは、特に母系は血統的にマイナスばかりである。
であれば、やはり菊花賞だけに「展開」を考える必要はある。特にみんなどこで仕掛けるの?というところが非常に重要なポイントになる。今回は、人気勢ではフィエールマン(父ディープインパクト)とエタリオウ、ブラストワンピースらは後方からの競馬になりそうだが、別に先行有利の流れになるわけではない。
京都だと少し不安がある田辺騎手のジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー、これもヒズマジェスティ=リボー直仔のクロスあり)は、ダービーでの大失敗の反省を生かし、かなり早めから動いていくはず。この流れは先行するエポカドーロにも実は有利。エポカドーロをマークする組の脚を封じる可能性は高い。
このときはじめて人気薄の追い込み馬にチャンスが現れる・・・昨年は積極策で見事に馬券的中のアシストをしてくれたお兄ちゃんに今年も期待したい。しかし今年はあえて「ワンテンポ追い出しを遅らせてくれ!」の願いで、ステイフーリッシュと藤岡佑介のコンビから入る。
この馬もステイゴールド産駒らしく、レースごとの浮沈が激しいタイプ。前走は横山典弘騎手に替わって川田騎手の手綱だったが、なんだか馬のほうがまったく反応せず、やる気のかけらも見せないような気の抜けた走りだった。しかし春の京都新聞杯で藤岡兄が乗ったときの衝撃はすさまじかった。
もともと新馬のレースで、今年はこいつがダービーとるかもなぁと思ったくらい、将来が楽しみな走りだった。素行ははっきりいって不良そのものだったが、走りは本物。なんというか、気が向いてくれたらチャンスはあると思う。お兄ちゃん今年もお願いします!
実質本命級の評価となるジェネラーレウーノが相手筆頭で、人気でもブラストワンピースが単穴。押さえは人気勢のエポカドーロ、差してくる組に注目してユーキャンスマイル(父キングカメハメハ)、先行する組ではステイゴールド産駒アフリカンゴールド、展開に恵まれたときにカフジバンガード(父ハービンジャー)、切れ味鋭いフィエールマンはギリギリ押さえておいたほうがよさそう。
1勝馬ながら菊花賞馬を目指すエタリオウは、前走エポカドーロがつまずいたため先着したこと、そしてワグネリアンが出ないこと、デムーロという3点が人気の理由だろう。どう考えてもエポカドーロに先着できるとは思えないので今回は買わないつもりである。ステイ産駒だから怖いんだけどね。
2年連続で同じレースが当たることなんてまずないが、私はここまで菊花賞2連勝・・・3連勝なんて絶対ありえないということを最後に付け加え、私の予想が今年も読者のみなさんに貢献できる可能性が高まったところで、楽しい今年の菊花賞の予想はおしまいである。
◎ ステイフーリッシュ
○ ジェネラーレウーノ
▲ ブラストワンピース
△ エポカドーロ、ユーキャンスマイル、アフリカンゴールド、カフジバンガード、フィエールマン
重注 アイトーン
こっちの「予想ブログ」もよろしくーー
ダービー馬ワグネリアンは距離の関係で天皇賞を目指したが、前走快勝の疲れが抜けきれず天皇賞も回避。近年はあまりにもダービーが重要視されてしまう傾向が強く、ダービーで燃え尽きてしまうようなところもあるので、ワグネリアンの秋のつまずきはなんだか不吉である。
その前走で、スタートでのつまずきで自分のレースがまったくできずに4着と敗れた皐月賞馬エポカドーロ(父オルフェーヴル)は人気の一角を形成しそう。オルフェーヴルの父ステイゴールドの子エタリオウ、ハービンジャー産駒ブラストワンピースらが、人気の上ではほとんど差なく推移しそう。
例によって穴を狙いたいところだが、実力伯仲のレースだけに、あまり穴にこだわりすぎるのも逆に危険かなーという気がする。穴を狙うためには、菊花賞だけは許される「血統」に注目するのもおもしろいが、血統だけでいうなら私は母系牝系がシラオキ系のアイトーン(菊花賞ではおなじみリボー、バックパサー、プリメロ(メジロマックイーン、レインボーラインなどの祖先))に頑張ってほしい。ただ、良馬場ではさすがに血統だけでどうにかなるものではなさそう。
そもそも血統だけで話がつくならブラストワンピースだってリボーの(遠い)クロスがあり(昨年のクリンチャーがこのタイプ)、マンハッタンカフェ産駒メイショウテッコンだってアイトーンと似た配合だったりする。何より菊花賞と相性が良い皐月賞馬エポカドーロは、特に母系は血統的にマイナスばかりである。
であれば、やはり菊花賞だけに「展開」を考える必要はある。特にみんなどこで仕掛けるの?というところが非常に重要なポイントになる。今回は、人気勢ではフィエールマン(父ディープインパクト)とエタリオウ、ブラストワンピースらは後方からの競馬になりそうだが、別に先行有利の流れになるわけではない。
京都だと少し不安がある田辺騎手のジェネラーレウーノ(父スクリーンヒーロー、これもヒズマジェスティ=リボー直仔のクロスあり)は、ダービーでの大失敗の反省を生かし、かなり早めから動いていくはず。この流れは先行するエポカドーロにも実は有利。エポカドーロをマークする組の脚を封じる可能性は高い。
このときはじめて人気薄の追い込み馬にチャンスが現れる・・・昨年は積極策で見事に馬券的中のアシストをしてくれたお兄ちゃんに今年も期待したい。しかし今年はあえて「ワンテンポ追い出しを遅らせてくれ!」の願いで、ステイフーリッシュと藤岡佑介のコンビから入る。
この馬もステイゴールド産駒らしく、レースごとの浮沈が激しいタイプ。前走は横山典弘騎手に替わって川田騎手の手綱だったが、なんだか馬のほうがまったく反応せず、やる気のかけらも見せないような気の抜けた走りだった。しかし春の京都新聞杯で藤岡兄が乗ったときの衝撃はすさまじかった。
もともと新馬のレースで、今年はこいつがダービーとるかもなぁと思ったくらい、将来が楽しみな走りだった。素行ははっきりいって不良そのものだったが、走りは本物。なんというか、気が向いてくれたらチャンスはあると思う。お兄ちゃん今年もお願いします!
実質本命級の評価となるジェネラーレウーノが相手筆頭で、人気でもブラストワンピースが単穴。押さえは人気勢のエポカドーロ、差してくる組に注目してユーキャンスマイル(父キングカメハメハ)、先行する組ではステイゴールド産駒アフリカンゴールド、展開に恵まれたときにカフジバンガード(父ハービンジャー)、切れ味鋭いフィエールマンはギリギリ押さえておいたほうがよさそう。
1勝馬ながら菊花賞馬を目指すエタリオウは、前走エポカドーロがつまずいたため先着したこと、そしてワグネリアンが出ないこと、デムーロという3点が人気の理由だろう。どう考えてもエポカドーロに先着できるとは思えないので今回は買わないつもりである。ステイ産駒だから怖いんだけどね。
2年連続で同じレースが当たることなんてまずないが、私はここまで菊花賞2連勝・・・3連勝なんて絶対ありえないということを最後に付け加え、私の予想が今年も読者のみなさんに貢献できる可能性が高まったところで、楽しい今年の菊花賞の予想はおしまいである。
◎ ステイフーリッシュ
○ ジェネラーレウーノ
▲ ブラストワンピース
△ エポカドーロ、ユーキャンスマイル、アフリカンゴールド、カフジバンガード、フィエールマン
重注 アイトーン
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