2019年02月16日
第36回フェブラリーS(G?T)/第53回小倉大賞典(G?V)
とりあえず土曜のダイヤモンドS、ピッツバーグで勝負をかけているので、フェブラリーステークスのほうはまだまったく見ていない。どうせカタく収まるんんじゃないのかなーという予感はあるが、とりあえず注目は藤田騎手のコパノキッキング(父スプリングアットラスト)ということになるか。
正直言って、個人的にはまったく注目していないし、まだ全然レース検討していないが、コパノキッキングの取捨だけは決まっているので、タイトルに「フェブラリーS」なんて書いてしまったこともあるからコパノキッキングの取捨だけには触れておこうと思う。
コパノキッキングは買わない予定。藤田騎手がどうこういう問題ではなく、馬の問題。実は根岸Sのときも、この馬は1F長いと思って自信満々で切ってしまった。しかしご存知のとおり、とてつもない脚で見事に勝たれてしまった。でもそれは私のこの馬の評価を誤ったのではなく、展開を完全に見誤っただけ。
まさかあんなスローペースになるとは思わなかった。今回はどうか。6連勝中のインティ(父ケイムホーム)の武騎手は「行かない」と言ってはいないが、行かない雰囲気をムンムンに漂わせている。その関係でみなが出方を躊躇してスローになることはありうるが、あれだけ行きたい組がいるならやっぱり誰かが行くだろう。だからこそ武騎手はああいう雰囲気ムンムンなのだろう。
とすると、コパノキッキングは脚のつかい方が難しくなる。一瞬しか脚をつかえないから、自分から負かしに行ったら脚をなくしてしまう可能性大。では実質可能性はゼロなのかというと、さすがにそこまでは言えない。
可能性があるとすれば、藤田騎手がものすごくヘタクソに乗ったとき。武騎手のようにソツなくロスなく「上手に」乗ってしまっては勝負にならない。マジメで一生懸命な藤田騎手だからありえないとは思うが、直線まで死んだフリを決め込み、大外をぶん回す大胆な(馬の能力だけが頼りの)競馬ができるかどうか。
藤田騎手はそういうヘタクソな乗り方はうまい。彼女が勝ったレースでも、なんてヘタクソなのだろうと感心することがある。彼女が馬を勝たせたレースを私はまだ一度たりとも見ていない。あくまでも技術的な面でいえば。そんなジョッキーがG?Tに乗れるんだから日本人ジョッキーのレベルの低さも大納得である。
しかし今回は得意の「ヘタクソ騎乗」のニーズは意外と高い。そういうレースに徹したとき、コパノキッキングにはわずかなチャンスが生まれるのではないか。まあ出る以上はがんばってもらいたい。と同時に、これでコパノキッキングの激走フラグは確実に立ったということも付け加えておく。
さて、ここからは本日これから行われるダイヤモンドSと同じくらい注目している小倉大賞典の予想。ダイヤモンドSと同じくハンデ戦。しかし距離は約半分しかない芝1800m戦。この時期だけに時計はかなりかかっている。
時計がかかってもパワーを要する馬場にはなりにくいのがこの時期の小倉芝コース。基本的にはスピード優先ではあるけれど、時計勝負に向かないタイプ、あるいは上がり時計を持っていないタイプが浮上するのがこのレースかな、という気がしている。
小倉大賞典というとなんといっても「高齢馬」と「リピーター」の天国である。究極のスピード、瞬発力に劣り、過去に好走してリピーターとしてのキャリアを刻んだからこそ高齢馬が活躍するのだ。
人気はまだ若いタニノフランケル(父フランケル)、注目のウオッカ産駒だ。しかし正直勝ち馬以外レベルが低かった中山金杯を53kgで負けているようでは、今回のメンバーで54kgだと、まだ足りないんじゃないかなーという気がする。勝ったウインブライトは58kgですよ。3着とはいっても「好走」ではなく、相当力差があった「完敗」と考えるべき。
ちょっと注目しているのが、小倉が大得意な高齢ディープインパクト産駒2騎。どちらも7歳馬というのがそそる。若いディープ産駒は見境なく人気になってしまうが、高齢産駒はオイシイ配当を運んできてくれるからけっこう好き。
特にスズカディープのほうは、中央での全3勝が小倉。真夏の猛時計の小倉でも、冬枯れの道悪の小倉でも勝っている。小倉は3戦全勝で、前回などなぜ走った?と思うほどの激走だった。
トップハンデのマルターズアポジー(父ゴスホークケン)が行くからマイスタイル(父ハーツクライ)、タニノフランケル、ブラックスピネル(父タニノギムレット)あたりは控える形になりそう。とすると、意外と行ったマルターズアポジーは恵まれるかもしれない。
人気薄2頭が軸だからエアアンセム(父シンボリクリスエス)ら有力どころも嫌わずに買うが、穴っぽいところではなぜか乗り替わりのタイミングで好走歴があるエテルナミノル(父エンパイアメーカー)、大穴では最内枠の高齢人馬のコンビを少し押さえる。
◎ スズカディープ
○ レトロロック
▲ マルターズアポジー
△ マイスタイル、ケイティクレバー、スティッフェリオ、エアアンセム、エテルナミノル
正直言って、個人的にはまったく注目していないし、まだ全然レース検討していないが、コパノキッキングの取捨だけは決まっているので、タイトルに「フェブラリーS」なんて書いてしまったこともあるからコパノキッキングの取捨だけには触れておこうと思う。
コパノキッキングは買わない予定。藤田騎手がどうこういう問題ではなく、馬の問題。実は根岸Sのときも、この馬は1F長いと思って自信満々で切ってしまった。しかしご存知のとおり、とてつもない脚で見事に勝たれてしまった。でもそれは私のこの馬の評価を誤ったのではなく、展開を完全に見誤っただけ。
まさかあんなスローペースになるとは思わなかった。今回はどうか。6連勝中のインティ(父ケイムホーム)の武騎手は「行かない」と言ってはいないが、行かない雰囲気をムンムンに漂わせている。その関係でみなが出方を躊躇してスローになることはありうるが、あれだけ行きたい組がいるならやっぱり誰かが行くだろう。だからこそ武騎手はああいう雰囲気ムンムンなのだろう。
とすると、コパノキッキングは脚のつかい方が難しくなる。一瞬しか脚をつかえないから、自分から負かしに行ったら脚をなくしてしまう可能性大。では実質可能性はゼロなのかというと、さすがにそこまでは言えない。
可能性があるとすれば、藤田騎手がものすごくヘタクソに乗ったとき。武騎手のようにソツなくロスなく「上手に」乗ってしまっては勝負にならない。マジメで一生懸命な藤田騎手だからありえないとは思うが、直線まで死んだフリを決め込み、大外をぶん回す大胆な(馬の能力だけが頼りの)競馬ができるかどうか。
藤田騎手はそういうヘタクソな乗り方はうまい。彼女が勝ったレースでも、なんてヘタクソなのだろうと感心することがある。彼女が馬を勝たせたレースを私はまだ一度たりとも見ていない。あくまでも技術的な面でいえば。そんなジョッキーがG?Tに乗れるんだから日本人ジョッキーのレベルの低さも大納得である。
しかし今回は得意の「ヘタクソ騎乗」のニーズは意外と高い。そういうレースに徹したとき、コパノキッキングにはわずかなチャンスが生まれるのではないか。まあ出る以上はがんばってもらいたい。と同時に、これでコパノキッキングの激走フラグは確実に立ったということも付け加えておく。
さて、ここからは本日これから行われるダイヤモンドSと同じくらい注目している小倉大賞典の予想。ダイヤモンドSと同じくハンデ戦。しかし距離は約半分しかない芝1800m戦。この時期だけに時計はかなりかかっている。
時計がかかってもパワーを要する馬場にはなりにくいのがこの時期の小倉芝コース。基本的にはスピード優先ではあるけれど、時計勝負に向かないタイプ、あるいは上がり時計を持っていないタイプが浮上するのがこのレースかな、という気がしている。
小倉大賞典というとなんといっても「高齢馬」と「リピーター」の天国である。究極のスピード、瞬発力に劣り、過去に好走してリピーターとしてのキャリアを刻んだからこそ高齢馬が活躍するのだ。
人気はまだ若いタニノフランケル(父フランケル)、注目のウオッカ産駒だ。しかし正直勝ち馬以外レベルが低かった中山金杯を53kgで負けているようでは、今回のメンバーで54kgだと、まだ足りないんじゃないかなーという気がする。勝ったウインブライトは58kgですよ。3着とはいっても「好走」ではなく、相当力差があった「完敗」と考えるべき。
ちょっと注目しているのが、小倉が大得意な高齢ディープインパクト産駒2騎。どちらも7歳馬というのがそそる。若いディープ産駒は見境なく人気になってしまうが、高齢産駒はオイシイ配当を運んできてくれるからけっこう好き。
特にスズカディープのほうは、中央での全3勝が小倉。真夏の猛時計の小倉でも、冬枯れの道悪の小倉でも勝っている。小倉は3戦全勝で、前回などなぜ走った?と思うほどの激走だった。
トップハンデのマルターズアポジー(父ゴスホークケン)が行くからマイスタイル(父ハーツクライ)、タニノフランケル、ブラックスピネル(父タニノギムレット)あたりは控える形になりそう。とすると、意外と行ったマルターズアポジーは恵まれるかもしれない。
人気薄2頭が軸だからエアアンセム(父シンボリクリスエス)ら有力どころも嫌わずに買うが、穴っぽいところではなぜか乗り替わりのタイミングで好走歴があるエテルナミノル(父エンパイアメーカー)、大穴では最内枠の高齢人馬のコンビを少し押さえる。
◎ スズカディープ
○ レトロロック
▲ マルターズアポジー
△ マイスタイル、ケイティクレバー、スティッフェリオ、エアアンセム、エテルナミノル