2013年05月07日
混戦古馬牝馬マイル路線の頂点は?ヴィクトリアマイル(G?T)他〜今週のちぎらぁ!
気がつけば、例年のように、春の府中のロングラン開催の、「5週連続G?T開催」に突入して、今週で早くも2週目である。
今週のメインは、古馬牝馬の春のマイル女王を決定するヴィクトリアマイルである。
このレース、まだ歴史が浅いレースだから、傾向らしい傾向がないというか、レースの傾向はそのまま「馬場の傾向」になってしまう印象も正直あるので、ここは「例年のこの時期の府中の馬場」に関してちょっと触れておこう。
近年の府中の高速馬場に関してはいろいろ言われるところもあるし、私も数年前からずっと同じようなことを繰り返してきたが、府中と言えばハンを押したように年がら年じゅう高速馬場で行われるような言い方をするが、実は、府中コースは春のロングラン開催では、開幕から2週間くらいはそれほど高速の馬場で行われているわけではない。
今年はそれほどの猛時計ではなかったものの、NHKマイルCが例年とてつもない時計で決着するのは、根本的な芝の軽さを除けば、実は馬場が異常なほどの高速馬場であることとはそれほど関係が深いわけではなく、あれはあくまでもレースを引っ張る馬、あるいは騎手があまりにも強引過ぎるだけのことで、その意味では、本格的な府中の高速馬場が出現するのは、今週のヴィクトリアマイルの週からという印象がある。
しかも悪いことに、秋の天皇賞あたりからもそうだが、どういう事情があるのかはわからないが、コース替わりを経てもなお、なぜかインばかりが伸びる馬場になってしまうのである。
昨年のこのレースの覇者・ホエールキャプチャが、着差以上に全然余裕の競馬だった印象が強く残るのは、徹底的にインを通す横山典弘騎手の好騎乗と、インが極端に伸びる馬場であったことが大きな理由である気がする。
ということで、今週のヴィクトリアマイルも、個人的には枠順やコース取りが大きくモノを言う競馬になるような気がする。
その意味では、近走絶不調に陥ってしまったホエールキャプチャだって、私はまだまだチャンスはあると考えている。
まあ、ここにはジェンティルドンナが出走してこないから、馬場に決め手を求めたくなってしまうくらいの大混戦であり、心情的にはハナズゴールをとにかく応援しているのだが、正直大波乱の決着も考えられる気がする。
そして、土曜日も府中で重賞が行われる。
安田記念への重要なステップレースとなる京王杯スプリングカップである。
府中の芝1400mは、近年スローの競馬が多いことは知られるとおり。
もともとこの距離ではスプリントタイプの馬が活躍してきたのに、これで前が飛ばさないのだから、当然ますますスプリントタイプの馬が好成績を残すのは想像に難しくない。
毎年のことだが、このレースはとにかく登録頭数が膨大に膨れ上がるという、レース検討には何の助けにもならない傾向だけは顕著であり、今年も44頭が登録を済ませている。
なんなら2回レースをやったら?と言いたくなってしまうくらい、出るのもたいへんなレースである。
それと、今週はWIN5がとんでもないことになる可能性が大きいから、個人的にはそっちを勝負にしようかな・・・などともちょっと思っている。