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2008.01.04
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あらすじ
《一世を風靡した80年代は遠く去り、いまや、往年の“ギャル”たち相手にしょぼくれたイベントを賑わせるしかない元ポップスターのアレックス。20年以上たった今も、彼の肩書きは、“解散した人気バンドPoPの元ボーカル、アレックス”のまま、変化も進歩もいっさいなし。そんな時代に取り残された彼に、ついに返り咲きのチャンスが訪れた!当代きってのスーパースターで、若者に絶大な人気を誇るカリスマ歌姫コーラから、新曲を提供してほしいという依頼が舞い込んだのだ。とはいえ、彼の作曲の才能は長いあいだ放ったらかしにされたまま。しかも、作詞は大の苦手。そんなとき彼のアパートにたまたま鉢植えの水やりに来ていたアルバイトのソフィーが口ずさんだフレーズが、アレックスのハートを直撃。彼女こそ、復活の救世主となるパートナー!?ラブソングなど書く気はないというソフィーの拒絶をよそに、80年代以降、止まったままだったアレックスのメロディーが再び動き出した!》 ~CDジャーナルより~

お正月休みを利用して、昨年から見たかった『ラブソングができるまで』をようやくDVDで鑑賞しました。

80年代の栄光のポップバンド【PoP】みたいなバンドも実際居そうで、物語の設定はとても興味深かった。【デュラン・デュラン】を参考にしたらしいのですが、【ワム】っぽいところもありましたね。栄光のバンドも今や、往年のファン(おばさん達が主)の前での“遊園地での営業”や“同窓会での余興”に落ちぶれている。リードヴォーカルのアレックス役のヒュー・グラントは少し老けた【ロビー・ウィリアムス】といった感じだったけど、なかなかダンスもエロ格好良かった。(腰の振り具合とか)作詞家のソフィー役のドリュー・バリモアもなかなかの美人で良かったです。

クライマックスのカリスマ歌姫コーラのステージで、アレックスがピアノソロでラブバラードを熱唱するシーンでは、思わずグッと来ちゃいました。歌詞は物語りを反映したもので“家具の位置をずらした”シーンや“植物を枯らす”と言ったシーンが盛り込まれていました。

《アレックスのソロ曲》(タイトル分からず)
♪ずっと苦手だった
 メロディーに合う言葉を探すのは
 でもこの詩は僕の心の言葉
 変な歌詞でも許して欲しい

 家具の位置だけじゃない
 過去に生きてた僕を君が連れ戻した
 こんな気分は“リラックス”以降初めて
 確かに過去の遍歴を見れば
 遊び人に見えるかもしれない
 でもお願いだ
 また“ダメ男”と決めつけないで♪

1曲はさんで、コーラとアレックスのデュエット曲でソフィー作詞の「愛に戻る道」が披露されました。詩はありきたりのラブソングで、平凡だと思ったけどメロディーは素晴らしかったです。やはりアレンジャーの力量で、名曲は生まれるのだなぁと改めて認識しました。

ソフィーが発言していた言葉で強く記憶に残っているのが“メロディーは第一印象よ、肉体的魅力やセックス、でも相手の本当の姿を知ることが歌詞よ”て言っていたシーン。

コーラ役のヘイリー・ベネットは初演の新人女優みたいですが、可愛い人でした。コーラのモデルになったのは【アヴリル・ラヴィーン】でしょうか?

この映画の音楽を担当していたのがあの【 ファウンテインズ・オブ・ウェイン

ヒュー・グラント、ドリュー・バリモアの好演が光るとはいえ、 アダム・シュレシンジャーの才能の凄さを認めなくちゃいけない作品 なのです。80年代ポップもOKなのかねぇ。

いゃあ、アダム・シュレシンジャーってどえらいミュージシャンだ。ロックシーンでは一部ファンでは人気絶大なファウンテインズ・オブ・ウェインですが、一般の音楽ファンの認知度はまだまだですけどね。


「愛に戻る道」で自分のパートを歌い終わって、ステージ袖にいたソフィーに駆けつけ、熱いキッスを交わすあのシーンは頂けません。残されたコーラの身にもなってください。ラブストーリーにしてはありきたりで、出来すぎです。いや、 妬み200パーセント、憧れ1000パーセント なのですが……(笑)


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Last updated  2008.01.05 14:17:52
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