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2009.08.17
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スタイル・カウンシルと共に80年代を席巻した、ブロウ・モンキーズのライブを見てきました。どちらかと言えば、私はスタイル・カウンシルの方を良く聴いていたけど、ブロウ・モンキーズも好きでした。

場所は有楽町の東京国際フォーラムから徒歩で5分ぐらいの所。東京ビルTOKIAの2Fにある COTTON CLUB 。エスカレーターで2Fに昇って奥に向かって進んだ所。受付を済ますと番号札をもらい待合室のような所で待機。何だか高級なクラブの雰囲気で戸惑ってしまった。番号を呼ばれると店の係の人に案内されて会場内のテーブル席に案内された。(カウンター席が良いか、アリーナのテーブル席が良いか聞かれたけど、アリーナの方がステージから近いだろうという直感で即断)

それは正しかった。ほぼテーブル席が埋まっていたような状況で、空いていた席を案内された。ほぼステージから正面で2列目でした。席についてドリンクと食事のメニューを渡された。テーブルにはナイフとフォークが既に置かれていた。周囲のお客さんを見渡すと、30代40代のお洒落した女性達が中心(7割近く)だった。ラフな格好してこなくて良かったなーと内心ホッとしました。

ドリンクにビール(一番搾りスタウト)を頼んだら食事の注文も聞かれ戸惑う。こんなライブハウスは初体験。いや、ライブハウスではないな。高級クラブだ。“ビールだけで良いです”と断ったらナイフとフォークをさっさと持っていってしまった。右隣のテーブル席は4人連れの女性達で、食事中。同じテーブルは女性2人と男性1人。あったのはドリンクだけだけど、ナイフとフォークは置いてあったな。何か嫌な感じが残った。

そうだこれはどこかの国の流行歌手のディナーショーのイメージだ。ライブハウスではないのだ。

さてブロウ・モンキーズ。ほぼ定時の19時に登場。ステージ袖からではなく、客席の後の方から4人がゾロゾロと登場。

たぶんオリジナルメンバーの4人だと思うけど、容姿がおじさまに変化していました。サングラスを掛けていたサックスのNeville Henryが一番カッコ良かった。ベースのMick Ankerは白髪だったけどまずまずカッコ良かった。そしてドラムスのTony Kileyは少しおっさんぽかった。

激太りのおじさんがそこに いた。白のジャケットははち切れんばかりで体重は推定130キロ。優しそうな雰囲気はあったけど、あのキリリとした目元の面影はなかった。

演奏は間違いなくブロウ・モンキーズ。80年代と変わりないブルー・アイド・ソウルを聴かせてくれました。音楽的には変化せず、容姿だけ確実に年輪を刻んだという事なのでしょうね。テーブル席で大人しく聴くというのも、フェス疲れの後で良かったといえば良かったのだけど、お行儀良く聴くのもいまいちしっくり行かなかったかなぁ。

演奏時間はアンコールを含めて1時間。キャリアからいったら短すぎるでしょ。欲求不満が残りました。2日間で4公演に細かく分けるというのも、ロックのライブとは主旨が違うような気がする。彼等が望んだのだろうか?

何と言えばいいのだろう。Dr. Robertのイメージが崩壊してしまったので、ちょっとショック。次に見るときは70キロ前後に痩せたDr. Robertと、そして会場は渋谷のO-EASTあたりで見たいかな。気取った雰囲気のクラブは嫌です。自分に合いません。貧乏人なので。

スタイル・カウンシルのポール・ウェラーのその後との違いに、 感傷的な気分に もなってしまった。Dr. Robertの素性はロッカーではなかった!?

ロッカーにとって変化すると言うことは大事だ。(容姿ではなくて)ポール師匠は偉大です。


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Last updated  2009.08.17 09:43:27
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