砂、砂利、水などをセメントで凝固させた硬化物で
建築土木工事の材料として多く利用される。
セメントを水で溶いて混ぜただけのものを セメントペースト、
これに細骨材の砂を練混ぜたものを モルタルと呼び区別する。
強度と価格の面や施工の安易さから、
一般に最も広範に使用されている建築資材の一つであり、
建築物、道路、ダム、高架橋、トンネル、港湾設備
と用途は幅広い。
コンクリートは圧縮力には耐えられるが引張力には弱いため、
コンクリートを単体で使うより、
コンクリートの中に鉄筋を入れた 鉄筋コンクリート
として使われることが多い。
鉄筋を入れることで引張力を鉄筋が受け持ち、
どちらの力にも十分な強度を持たせることができる。
また、
鉄筋コンクリートに鉄骨を埋め込んだ
鉄骨鉄筋コンクリートや、
鉄骨鉄筋コンクリートの鉄骨を鋼管に置き換えた
鋼管コンクリート、
あらかじめ圧縮力をかけておくことによって
大きな引張力が作用しても軽減できる
プレストレスト・コンクリート、
生コンクリートに合成樹脂や鉄の繊維を混ぜ込んで
強度・延性を増した 繊維補強コンクリートも用いられる。
いずれにしても、
水分との加水分解によって強度が発現するが、
水セメント比は低いほうが、高い強度が得られる。
レディミクストコンクリートが普及してからは
運搬時間経過を考慮して、
一般に、50〜60%以下に規定される。
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