1級建築施工管理技士 過去問 解説 令和2年度 実地1

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地 解答例


実施日:令和 3年 2月 21日(日)

問題1
建築工事の施工者は、設計図書に基づき、施工技術力、マネジメント力等を駆使して、要求された品質を実現させるとともに、設定された工期内に工事を完成させることが求められる。

あなたが経験した 建築工事のうち、品質を確保したうえで、 施工の合理化を行った工事を 1つ選び、工事概要を具体的に記述したうえで、次の 1.及び 2.の問いに答えなさい。

なお、 建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とし、建築設備工事を除くものとする。

[ 工事概要 ]
イ.工事名
ロ.工事場所
ハ.工事の内容
 新築等の場合:建物用途、構造、階数、
       延べ面積又は施工数量、
       主な外部仕上げ、
       主要室の内部仕上げ
 改修等の場合:建物用途、建物規模、
       主な改修内容及び施工数量
ニ.工期 (年号又は西暦で年月まで記入)
ホ.あなたの立場

1.工事概要であげた工事において、あなたが実施した現場における労務工数の軽減、工程の短縮などの 施工の合理化の事例を 2つあげ、次の?@から?Cについて記述しなさい。

ただし、2つの事例の?Aから?Cは、それぞれ異なる内容を具体的に記述するものとする。

?@ 工種又は部位等

?A 実施した 内容と品質確保のための 留意事項

?B 実施した内容が 施工の合理化となる理由

?C ?Bの施工の合理化以外に得られた 副次的効果



解答試案



工事の概要 [ 略 ]


1)事例1
?@ 工種又は部位等:鉄筋工事、型枠工事

?A 実施した内容と品質確保のための留意事項:
躯体工事の工程短縮と品質確保のため、鉄筋工事において、梁鉄筋先組工法を採用した。また、型枠工事においては、床型枠にトラス筋付きデッキプレート工法を採用した。デッキプレート工法は所定の方法で十分に固定され安全であるか確認できるように留意した。

?B施工の合理化となる理由:
鉄筋を先組みすることにより、現場作業が軽減できるので、作業効率が上がり工期短縮につながる。また、トラス筋付きデッキプレートを使うことにより、現場での配筋作業・型枠解体作業が軽減できる。

?C 副次的効果:
地組で配筋できるため、施工精度を高くすることができ、各梁の配筋検査も余裕をもって行え、配筋の品質確保につながる。


2)事例2
?@ 工種又は部位等:木工事(内部間仕切り壁下地)

?A 実施した内容と品質確保のための留意事項:
仕上げ工事の工期短縮のため、内部間仕切り壁下地に、パネル枠(壁の長さ、高さに合わせた材木枠内に胴縁を組み込んだもの)を採用した。必要なピッチで胴縁が入っているか、施工図にて十分に確認を行った。

?B 施工の合理化となる理由:
工場内生産品の間仕切りを取り付けるだけなので、造作大工の手間が省略化でき、工期短縮につながる。

?C 副次的効果:
内部間仕切り壁の品質が均一に保たれ、作業員の技量によるばらつきがなくなるため品質が確保できる。


3)事例3
?@ 工種又は部位等:コンクリート工事

?A 実施した内容と品質確保のための留意事項:
最上階屋根パラペットのプレキャストコンクリート化を行った。屋根スラブには水勾配があるので、パラペットの部位によって鉄筋の差筋に注意した。

?B 施工の合理化となる理由:
予め工場にて製作することにより、現場での配筋工程を大幅削減することができた。

?C 副次的効果:
プレキャスト工場で製作することにより、現場で施工するよりも高い品質を確保するできた。

4)事例4
?@ 工種又は部位等:型枠工事、鉄筋工事

?A 実施した内容と品質確保のための留意事項:
型枠工事、鉄筋工事において床型枠にトラス筋付きデッキプレート工法を採用して施工の合理化を実施した。品質確保のため床開口の大きさ、補強等はメーカーの仕様に従うこと、コンクリート打設前に、上端筋、下筋筋、ラチス材等を切断しないことなどに留意した。

?B 施工の合理化となる理由:
トラス筋付きデッキプレート工法は、デッキプレートとトラス筋が一体となっているので、コンクリート打設時には型枠として、硬化後にはトラス筋がスラブ主筋となる構造であり、型枠工事と鉄筋工事を同時に施工できるので合理化となる。

?C 副次的効果:
鉄筋と型枠デッキの一体化により、配筋の乱れが少なく、かぶり厚さが一定で精度のよい配筋が可能となる。




2. 工事概要にあげた工事にかかわらず、あなたの今日までの工事経験に照らして、施工の合理化 の取組みのうち、品質を確保しながらコスト削減を行った事例を 2つあげ、?@工種又は部位等、?A施工の 合理化の内容とコスト削減できた 理由について具体的に記述しなさい。

なお、コスト削減には、コスト増加の防止を含む。
ただし、2つの事例は、1.?Aから?Cとは異なる内容のものとする。


解答試案




事例1)
?@【 工種 】:外壁石張り工事

?A【合理化の内容】
湿式石張り工事を乾式石張り工事に切り替えて施工した。

【コスト削減できた理由】
外壁石張り工事の工期を大幅に短縮できたので、総合的にコストの削減につながった。


事例2)
?@【 工種 】:内装工事

?A【合理化の内容】
外壁内側の仕上げについて、壁のモルタル塗りを石こうボード直張り工法に変更した。

【コスト削減できた理由】
モルタル塗りと比較して材料の搬入、養生期間が少なく工期短縮がはかれてコスト削減につながった。


事例3)
?@【 工種 】:外壁改修工事

?A【合理化の内容】
集合住宅の修繕工事における外壁改修工事において、枠組み足場による足場工法からゴンドラによる無足場工法に変更して、施工の合理化を実施した。

【コスト削減できた理由】
足場の組立て、解体の作業が不要となり、ゴンドラの設置費用に比較して、過大な足場の組立て、解体費用がなくなることによるコスト削減ができた。





第二次検定(実地)
年別 解答解説


令和5年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工計画(記述)
問題3 施工管理(記述)
問題4 躯体工事(記述)
問題5 仕上工事(五肢)
問題6 法  規(五肢)

令和4年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工計画(記述)
問題3 施工管理(記述)
問題4 仕上工事(記述)
問題5 躯体工事(五肢)
問題6 法  規(五肢)

令和3年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 仮設計画(記述)
問題3 施工管理(記述)
問題4 躯体工事(記述)
問題5 仕上工事(五肢)
問題6 法  規(五肢)

令和2年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

令和元年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成30年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成29年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成28年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成27年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成26年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成25年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成24年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

平成23年度
詳細

問題1 経験記述問題
問題2 施工(仮設)計画
問題3 躯体工事(記述/正誤)
問題4 仕上工事(記述/正誤)
問題5 施工管理
問題6 法  規

第二次検定
過去問 分野別 解答解説
問題1 経験記述 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題2 仮設計画 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題3 施工管理 ※令和4,3年は問題3
それ以前は問題5
令和04 令和03
令和02 令和元 平成30
平成29 平成28 平成27
平成26 平成25 平成24
平成23
問題4 躯体工事 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題5 仕上工事 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題6 法  規 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
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第一次検定(学科)
年別 解答解説

令和6年度(速報)
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ]〜[ No.06 ]
2. [ No.07 ]〜[ No.15 ]
3. [ No.16 ]〜[ No.20 ]
4. [ No.21 ]〜[ No.30 ]
5. [ No.31 ]〜[ No.40 ]
6. [ No.41 ]〜[ No.44 ]
【 午後 】
7. [ No.45 ]〜[ No.50 ]
8. [ No.51 ]〜[ No.60 ]
9. [ No.61 ]〜[ No.72 ]

令和5年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ]〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ]〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ]〜[ No.30 ]
4. [ No.31 ]〜[ No.39 ]
5. [ No.40 ]〜[ No.44 ]
【 午後 】
6. [ No.45 ]〜[ No.54 ]
7. [ No.55 ]〜[ No.60 ]
8. [ No.61 ]〜[ No.72 ]

令和4年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ]〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ]〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ]〜[ No.30 ]
4. [ No.31 ]〜[ No.39 ]
5. [ No.40 ]〜[ No.44 ]
【 午後 】
6. [ No.45 ]〜[ No.54 ]
7. [ No.55 ]〜[ No.60 ]
8. [ No.61 ]〜[ No.72 ]

令和3年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]
【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

令和2年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]
【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

令和元年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]

【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成30年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]

【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成29年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]
5. [ No.46 ] 〜[ No.50 ]

【 午後 】
6. [ No.51 ] 〜[ No.70 ]
7. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成28年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成27年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成26年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成25年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成24年度
詳細

【 午前 】      
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

平成23年度
詳細

【 午前 】
1. [ No.01 ] 〜[ No.15 ]
2. [ No.16 ] 〜[ No.20 ]
3. [ No.21 ] 〜[ No.33 ]
4. [ No.34 ] 〜[ No.45 ]

【 午後 】
5. [ No.46 ] 〜[ No.70 ]
6. [ No.71 ] 〜[ No.82 ]

第一次検定
過去問 分野別 解答解説
問題1 建築学 令和05 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題2 共通問題 令和05 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題3 躯体工事 令和05 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題4 仕上工事 令和05 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
問題5 施工計画 令和05 令和04 令和03
問46-50
令和02 令和元
平成30 平成29
問46-51or50
平成28 平成27 平成26
平成25 平成24 平成23
問題6 施工管理 問45-54(10問全問解答)
令和05 令和04 令和03
問51-70(20問全問解答)
令和02 令和元
平成30 平成29
※ 工程管理・品質管理は
問51or50-70
平成28 平成27 平成26
平成25 平成24 平成23
問題7 応用能力 令和05 令和04 令和03
問題8 法  規 問71-82(12問中8問選択)
令和05 令和04
令和03 令和02 令和元
平成30 平成29 平成28
平成27 平成26 平成25
平成24 平成23
建築工事監理指針
1章 各章共通事項 序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事 01節 共通事項
02節 縄張り,遣方 , 足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
[ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節   一般事項
02節   材  料
03節   工作一般
04節   高力ボルト接合
05節   普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節   耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
一般事項、材料
外壁パネル工法
間仕切壁パネル工法
溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事 01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事 01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

★鉄骨特集★

構造図の見方
(日本建築構造技術者協議会)

鉄骨工事 工場製作
材料
めっきFAQ
(日本溶融亜鉛鍍金協会)

★鉄骨工事特集


鉄骨用語集
(日鉄エンジニアリング)

ここに注意!
鉄骨工事管理のポイント

工場製作編及び現場施工編
((一社) 日本建設業連合会)

スタッド溶接の施工と管理 技術資料
(日本スタッド工業(株))

設備工事のポイント
(若手向け)

【 着工時 】
1-1 設備工事実施施工計画
1-2 施工図・機器製作図等 作成計画
1-3 電力、電話,上下水道,ガスガス引込計画
1-4 主要機器搬入揚重計画
1-5 設備工事実施施工計画
1-6 総合プロット図の作成
1-7 鉄骨スリーブ、取付ピースの検討
1-8 RC躯体スリーブの検討
1-9 配管の腐食対策
1-10 設備関係官公署手続一覧表
1-11 工事区分表

【 地業・土工事 】
2-1 接地工事
2-2 土間配管

【 地下工事 】
3-1 地中外壁貫通
3-2 機械室・電気室工事
3-3 ピットの検討

【 躯体工事 】
4-1 打込電線管
4-2 デッキスラブのコンクリート打込工事
4-3 防火・防煙区画貫通処理
4-4 防水層貫通処理
4-5 設備機器の耐震対策

【 屋上工事 】
5-1 屋上設備機器設置
5-2 屋上配管・配線・ダクト工事
5-3 防振対策検討
5-4 屋上ハト小屋

【 下地・間仕切り 】
6-1 天井割付と設備器具
6-2 天井内設備工事
6-3 間仕切内配管
6-4 天井内機器取付
6-5 遮音壁貫通処理
6-6 ALCパネル貫通処理
6-7 換気・エアバランス
6-8 性能検査実施要領(工程内検査(配管))

【 中間検査 】
7-1 社内中間検査

【 受 電 】
8-1 受電に向けて
【 内 装 】
9-1 電気・空調機器取付(仕上材との取合い)
9-2 衛生器具取付(仕上材との取合い)

【 外 装 】
10-1 扉・ガラリ関連工事
10-2 外壁面設備器具取付け(1)
10-3 外壁面設備器具取付け(2)
10-4 EVオーバーヘッドの感知器用点検口の防水対策
10-5 保温・塗装工事

【 外 構 】
11-1 外構配管設備工事検討
11-2 外構設置機器検討

【 竣工前 】
12-1 試運転調整
12-2 建築確認完了検査
12-3 消防完了検査
12-4 総合連動試験
12-5 性能検査実施要項(竣工編)

【 引渡し 】
13-1 建物設備取扱説明・保守管理説明
13-2 完成図・保証書
13-3 竣工図書、備品、メーター読合せ

【 その他 】
14-1 社内竣工検査「関係法令、不具合予防」の留意点
(一社) 日本建設業連合会 HPより
★施工計画書雛型
施工計画書の雛型データ
(エクセル形式)
((一社)日本建設業連合会)
Rhinoceros入門

入門?@-1
入門?@-2
入門?@-3
建設物価建築費指数
★建築費指数 2020 .12
コンクリート工事に関するJIS規格

JIS検索
(日本工業標準調査会)

【 種類・強度・品質 】
JIS A 5308に適合する
レディミクストコンクリートの種別
> JIS A 5308  
レディーミクストコンクリート

【 コンクリートの材料 】
■セメント
> JIS R 5210  
ポルトランドセメント
> JIS R 5211  
高炉セメント
> JIS R 5212  
シリカセメント
> JIS R 5213  
フライアッシュセメント
> JIS R 5214  
エコセメント

−−−−−−−−−−−−
■骨材
> JIS A 5005  
コンクリート用砕石及び砕砂
> JIS A 5011-1  
コンクリート用スラグ骨材
 −第 1 部:高炉スラグ骨材

> JIS A 5011-2  
コンクリート用スラグ骨材
 −第 2 部:フェロニッケルスラグ骨材

> JIS A 5011-3  
コンクリート用スラグ骨材
 −第 3 部:銅スラグ骨材

> JIS A 5011-4  
コンクリート用スラグ骨材
 −第 4 部:電気炉酸化スラグ骨材

> JIS A 5021  
コンクリート用再生骨材 H
> JIS A 5022  
再生骨材Mを用いたコンクリート
> JIS A 5023  
再生骨材Lを用いたコンクリート
> JIS A 5031  
一般廃棄物,下水汚泥又は
 それらの焼却灰を溶融固化した
 コンクリート用溶融スラグ骨材


————————————
■混和剤
> JIS A 6204  
コンクリート用化学混和剤
> JIS A 6201  
コンクリート用フライアッシュ
> JIS A 6202
   コンクリート用膨張材
> JIS A 6203  
セメント混和用
 ポリマーディスパージョン及び
 再乳化形粉末樹脂



鉄骨工事に関するJIS規格 
【 溶接材料 】
> JIS B 1198
頭付きスタッド
【 デッキプレート 】
> JIS G 3302 Z08 フェローデッキ
 JIS G3302
溶融亜鉛めっき鋼板及び綱帯

【 錆止め塗装 】
> JIS K 5674
鉛・クロムフリーさび止めペイント
> JIS H 8641 溶融亜鉛めっき

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2021年03月02日

1級建築施工管理技士 過去問 解説 令和2年度 実地2

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地 解答例


実施日:令和 3年 2月 21日(日)

問題2
次の 1.から 3.の設備又は機械を安全に使用するための 留意事項を、 それぞれ 2つ具体的に記述しなさい。

ただし、解答はそれぞれ異なる内容の記述とし、保護帽や要求性能墜落制止用器具などの保護具の使用、気象条件、資格、免許及び届出に関する記述は除くものとする。また、使用資機材に不良品はないものとする。

1.外部枠組足場


解答試案


[外部枠組足場]
?@建地脚部の滑動・沈下防止措置として、足場の足元は十分に突き固めて、平滑さを確認してから敷板を並べる。また、足元は足場用ベース金具で敷角材または敷板に釘止めとし、脚部には根がらみを設ける。

?A筋かい、控え、壁つなぎ等の補強材の間隔及び締付け、壁つなぎのアンカーボルトは、躯体にしっかりと打ち込み、控えの間隔は、垂直方向は9m以下、水平方向は8m以下とする。



2.コンクリートポンプ車


解答試案


?@転倒防止の為、アウトリガは常に両側を最大に張り出し、アウトリガジャッキは受盤木を敷いて完全に設置させる。

?A圧送中の閉塞や破裂がないように、打込み・締固め作業と連携した無理のない吐出量による安全な圧送・配分作業を行う。



3.建設用リフト


解答試案



?@建設用リフトの搬器に労働者を乗せない。建設用リフトの搬器の昇降によって労働者に危険を生ずるおそれのある箇所に労働者を立ち入らせない。


?A建設用リフトのピットをそうじするときは、搬器の落下防止措置を講じる。建設用リフトの運転者を、 搬器を上げたままで、運転位置から離れさせない。


?B(訂正有)最大積載荷重、 最大搭乗人員 を現地に表示し、 その機能と能力を十分に理解するとともに能力と使用上の制限事項等を厳守させて使用する。→ 建設用リフトの搬器に労働者を乗せてはならない。


?C搬器の昇降及びワイヤロープの走行により作業員の危険が生ずる恐れのある箇所は、 囲いを設け立入り禁止と する。


?D安全装置が機能を発揮できるように、常に整備されているかを確認する。




建設用リフトについては、
クレーン等安全規則第 181,182,184,185,186,187,188 条及び第 190 条に次のように規定されている。下記のうちから、安全に使用するための留意事項を、2 つ 具体的に記述する。

(使用の制限)
第181条
事業者は、建設用リフトについては、厚生労働大臣の定める 基準(建設用リフトの構造に係る部分に限る。)に 適合するものでなければ使用してはならない。

(巻過ぎの防止)
第182条
事業者は、建設用リフトについて、巻上げ用ワイヤロープに 標識を付すること、 警報装置を設けること等巻上げ用ワイヤロープ の巻過ぎによる労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

(過負荷の制限)
第184条
事業者は、建設用リフトにその 積載荷重をこえる荷重をかけて使用してはならない

(運転の合図)
第185条
事業者は、建設用リフトを用いて作業を行なうときは、建設用リフトの運転について一定の 合図を定め、 合図を行なう者を指名して、その者に 合図を行なわせなければならない。

2 前項の指名を受けた者は、同項の作業に従事するときは、同項の 合図を行なわなければなら
ない。

3 第一項の作業に従事する労働者は、同項の 合図に従わなければならない。

(とう乗の制限)
第186条
事業者は、建設用リフトの搬器に 労働者を乗せてはならない。ただし、建設用リフトの修理、調整、点検等の作業を行なう場合において、当該作業に従事する労働者に危険を生ずるおそれのない措置を講ずるときは、この限りでない。

2 労働者は、前項ただし書の場合を除き、建設用リフトの搬器に 乗ってはならない

(立入禁止)
第187条
事業者は、建設用リフトを用いて作業を行なうときは、次の場所に 労働者を立ち入らせてはならない

一 建設用リフトの搬器の昇降によって労働者に危険を生ずるおそれのある箇所

二 建設用リフトの巻上げ用ワイヤロープの内角側で、当該ワイヤロープが通っているシーブ又はその取付け部の破損により、当該ワイヤロープがはね、又は当該シーブ若しくはその取付具が飛来することにより労働者に危険を生ずるおそれのある箇所

(ピット等をそうじする場合の措置)
第188条
事業者は、建設用リフトのピット又は基底部をそうじするときは、 昇降路に角材、丸太等の物をかけ渡してその物の上に搬器を置くこと、 止め金付きブレーキによりウインチを確実に制動しておく等 搬器が落下することによる労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

(運転位置からの離脱の禁止)
第190条
事業者は、建設用リフトの 運転者を、搬器を上げたままで、 運転位置から離れさせてはならない。

2 前項の運転者は、 搬器を上げたままで、運転位置を離れてはならない





2021年03月01日

1級建築施工管理技士 過去問 解説 令和2年度 実地3

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地 解答例


実施日:令和 3年 2月 21日(日)

問題3

次の 1.から 8.の各記述において、記述ごとの箇所番号?@から?Bの下線部の語句又は数値のうち 最も不適当な箇所番号を 1 つあげ、 適当な語句又は数値を記入しなさい。

1.つり足場における作業床の最大積載荷重は、現場の作業条件等により定めて、これを超えて使用してはならない。

つり足場のつり材は、ゴンドラのつり足場を除き、定めた作業床の最大積載荷重に対して、使用材料の種類による安全係数を考慮する必要がある。

安全係数は、つりワイヤロープ及びつり鋼線は ?@ 7.5 以上、つり鎖及びつりフックは ?A 5.0 以上、つり鋼帯及びつり足場の上下支点部は鋼材の場合 ?B 2.5 以上とする。


解答


?@ 10以上

労働安全衛生規則第562条第2項より
つり部材の種類   安全係数
つりワイヤロープ   10以上
つり鎖(チェーン) 5以上
台付けワイヤロープ 4以上
玉掛けワイヤロープ 6以上


労働安全衛生規則第562条(最大積載荷重)
事業者は、足場の構造及び材料に応じて、作業床の最大積載荷重を定め、かつ、これを超えて積載してはならない。

2 前項の作業床のい最大積載荷重は、つり足場(ゴンドラのつり足場を除く。以下この説において同じ。)にあっては、つりワイヤロープ及びつり鋼線の安全係数が 10以上、つり鎖及びつりフックの安全係数が 5以上並びにつり鋼帯並びにつり足場の下部及び上部の支点の安全係数が鋼材にあっては 2.5以上、木材にあっては 5以上となるように、定めなければならない。



2.地下水処理における排水工法は、地下水の揚水によって水位を必要な位置まで低下させる工法
であり、地下水位の低下量は揚水量や地盤の ?@透水性 によって決まる。

必要揚水量が非常に ?A多い 場合、対象とする帯水層が深い場合や帯水層が砂礫層である場合には、 ?Bウェルポイント 工法が採用される。


解答


?Bディープウェル工法
ディープウェル工法は、必要揚水量が非常に多い場合、対象帯水層が深い場合、帯水層が砂礫層である場合など、ウェルポイント工法で処理できない場合に採用する。(建築工事監理指針)



3.既製コンクリート杭の埋込み工法において、杭心ずれを低減するためには、掘削ロッドの振れ 止め装置を用いることや、杭心位置から直角二方向に逃げ心を取り、掘削中や杭の建込み時にも 逃げ心からの距離を随時確認することが大切である。
一般的な施工精度の管理値は、杭心ずれ量が ?@ D/4 以下(D は杭直径)、かつ、 ?A 150 mm以下、傾斜 ?B 1/100 以内である。


解答


?A 100mm

杭の施工精度として、一般的に「施工完了後の 杭頭の水平方向の位置ずれは D/4 かつ 100 mm以下」また「 杭の傾斜は 1/100 以内」である。(JASS 4)




4.鉄筋工事において、鉄筋相互のあきは粗骨材の最大寸法の 1.25 倍、 ?@ 20 mm 及び隣り合う鉄筋 の径(呼び名の数値)の平均値の ?A 1.5 倍のうち最大のもの以上とする。

鉄筋の間隔は鉄筋相互のあきに鉄筋の最大外径を加えたものとする。

柱及び梁の主筋のかぶり厚さは D29 以上の異形鉄筋を使用する場合は径(呼び名の数値)の ?B 1.5 倍以上とする。


解答


?@25mm
鉄筋相互のあき寸法は、次の値のうちの最大のもの以上とする。

・粗骨材の最大寸法の 1.25倍
・ 25mm
・隣り合う鉄筋の平均径の1.5倍
(異形鉄筋の呼び名の数値)



5.型枠工事における型枠支保工で、鋼管枠を支柱として用いるものにあっては、鋼管枠と鋼管枠との間に ?@ 交差筋かい を設け、支柱の脚部の滑動を防止するための措置として、支柱の脚部の固定及び ?A 布枠 の取付けなどを行う。

また、パイプサポートを支柱として用いるものにあっては、支柱の高さが 3.5mを超えるときは、高さ 2m 以内ごとに ?B 水平つなぎ を2方向に設けなければならない。


解答


?A根がらみ

「 支柱の脚部の固定、根がらみの取付け等支柱の脚部の滑動を防止するための措置を講ずること」(労働安全衛生規則第242条 第2号)とされている。



6.型枠の高さが ?@ 4.5m 以上の柱にコンクリートを打ち込む場合、たて形シュートや打込み用ホースを接続してコンクリートの分離を防止する。

たて形シュートを用いる場合、その投入口と排出口との水平方向の距離は、垂直方向の高さの約 ?A 1/2 以下とする。

また、斜めシュートはコンクリートが分離しやすいが、やむを得ず斜めシュートを使用する場合で、シュートの排出口に漏斗管を設けない場合は、その傾斜角度を水平に対して ?B 15 度以上とする。


解答


?B 30度以上

シュートはたて形とし、やむを得ず斜めシュートを用いる場合は、傾斜角度を30度以上とする。これは、コンクリートの横流れを防止するためである。



7.溶融亜鉛めっき高力ボルト接合に用いる溶融亜鉛めっき高力ボルトは、建築基準法に基づき認定を受けたもので、セットの種類は1種、ボルトの機械的性質による等級は ?@ F8T が用いられる。

溶融亜鉛めっきを施した鋼材の摩擦面の処理は、すべり係数が 0.4以上確保できるブラスト処理又は ?A りん酸塩処理 とし、H 形鋼ウェブ接合部のウェブに処理を施す範囲は、添え板が接する部分の添え板の外周から 5mm 程度 ?B 外側 とする。


解答


?B内側
JASS6より



8.鉄骨の現場溶接作業において、防風対策は特に配慮しなければならない事項である。

アーク熱によって溶かされた溶融金属は大気中の酸素や ?@ 窒素 が混入しやすく、凝固するまで適切な方法で外気から遮断する必要があり、このとき遮断材料として作用するものが、ガスシールドアーク溶接の場合は ?A シールドガス である。

しかし、風の影響により ?A シールドガス に乱れが生じると、溶融金属の保護が不完全になり溶融金属内部に ?B アンダーカット が生じてしまう。


解答


?Bブローホール

風の影響で発生しやす溶接不良はアンダーカットではブローホールである。




2021年02月28日

1級建築施工管理技士 過去問 解説 令和2年度 実地4

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地 解答例


実施日:令和 3年 2月 21日(日)

問題4

次の 1.から 4.の問いに答えなさい。
ただし、解答はそれぞれ異なる内容の記述とし、材料(仕様、品質、保管等)、作業環境(騒音、振動、気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。

1.タイル工事において、有機系接着剤を用いて外壁タイル張りを行うときの施工上の 留意事項 2つ、具体的に記述しなさい。ただし、下地及びタイルの割付けに関する記述は除くものとする。


解答試案


【 留意事項 】
?@接着剤の1回の塗付け面積は3m 2 以内で30分以内に張り終える面積とする。

?A接着剤は金ごて等で厚さ 3mm程度に平坦に塗布し、所定のくし目ごてを用いてくし目をたてる。




2.屋根工事において、金属製折板屋根葺を行うときの施工上の 留意事項 2つ、具体的に記述しなさい。


解答試案


【 留意事項 】
?@タイトフレームの幅、板厚および必要溶接長は、想定される風荷重に対する必要強度で決定されているので、遵守する。

?A小梁などの母材に直接タイトフレームを溶接する際には、ショートビートにならないよう溶接長40mm以上を確保する。




3.内装工事において、天井仕上げとしてロックウール化粧吸音板を、せっこうボード下地に張るときの施工上の 留意事項 2つ、具体的に記述しなさい。ただし、下地に関する記述は除くものとする。


解答試案


【 留意事項 】
?@せっこうボード張りの目地と、ロックウール化粧吸音板の目地の位置が重ならないように、50mm以上ずらす。

?A接着剤は15点以上の点付けとし、塗布量は 1m 2 当たり150〜180gを標準とする。

(解説)
室内天井せっこうボード下地へのロックウール化粧吸音板張り工事における施工上の留意事項としては、他に以下のもの等がある。

?@段違い、目違い、すき間、角欠けがないように、丁寧に張り付ける。

?Aステーブル(白塗装品)の打込み後は、ステーブルの浮きがないことを確認する。

?Bステーブルの打込み方向は、仕上げパターンの方向と平行にする。




4.断熱工事において、吹付け硬質ウレタンフォームの吹付けを行うときの施工上の 留意事項 2つ、具体的に記述しなさい。ただし、下地に関する記述は除くものとする。


解答試案


【 留意事項 】
?@上吹きの際は、ウレタン発泡機により施工面から500mm〜1000mm離し、施工面に対して直角にスプレーアガンを維持し、硬質ウレタンフォーム原料を2回目の吹き付けにより所定の厚さに仕上げる。


?A厚み不足の場合は、必要な厚みになるように積層吹きする。但し、各層の厚みは 25mm以下に抑えて施工当日の施工層厚みは 80mm以下とする。





2021年02月27日

1級建築施工管理技士 過去問 解説 令和2年度 実地5

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地 解答例


実施日:令和 3年 2月 21日(日)

問題5
市街地での事務所ビルの内装工事において、各階を施工量の異なるA工区とB工区に分けて工事を行うとき、右の内装仕上げ工事工程表(3階)に関し、次の 1.から 4.の問いに答えなさい。

工程表は計画時点のもので、検査や設備関係の作業については省略している。

各作業班の作業内容及び各作業に必要な作業員数は作業内容表のとおりであり、Aで始まる作業名はA工区の作業を、Bで始まる作業名はB工区の作業を、Cで始まる作業名は両工区同時に行う作業を示すが、作業A4及び作業B4については作業内容を記載していない。

各作業班は、それぞれ当該作業のみを行い、各作業内容共、A工区の作業が完了してからB工区の作業を行うものとする。また、工区内では複数の作業を同時に行わず、各作業は先行する作業が完了してから開始するものとする。なお、各作業は一般的な手順に従って施工されるものとする。

[ 工事概要 ]

用 途:事務所

構造・規模:鉄筋コンクリート造、
      地上6階、塔屋1階、
      延べ面積 2,800 m 2

仕上げ:床は、フリーアクセスフロア下地、
    タイルカーペット仕上げ
    間仕切り壁は、軽量鉄骨下地せっこうボード張り、
    ビニルクロス仕上げ
    天井は、システム天井下地、
    ロックウール化粧吸音板取付け
なお、3階の仕上げ工事部分床面積は 455 m 2
(A工区:273 m 2 、B工区 182 m 2 )である。

R02J-5内装工事工程表(3期).jpg

R02J-5作業内容表.jpg


R02J-5検討用.jpg


1.作業A4及び作業B4の作業内容を記述しなさい。


解答



上記の仕上げ工事の項目より「ビニルクロス仕上げ」とあるので、
作業A4及び作業B4の作業は「壁ビニルクロス張り」
と考えられる。




2.作業B2のフリーフロートを記入しなさい。


解答



フリーフロートとはその作業にだけ自由な余裕のことである。

B2の作業は、壁せっこうボード張りであるが、
次の工程B3 システム天井の作業の開始前に終了しておく必要がある。
A工区におけるA3作業終了日数が
2(A2)+ 5(A3) = 7 日なので
B工区におけるB2作業のフリーフロートは
7 - 2(B1)- 3(B2)= 2 (日)
となる。
ただし、A2及びB1にフリーフロートがないことに注意する。




3.(始)から(終)までの 総所要日数と、工事を令和3年2月8日(月曜日)より開始するときの 工事完了日を記入しなさい。ただし、作業休止日は、土曜日、日曜日及び祝日とする。
なお、2月8日以降3月末までの祝日は、建国記念の日(2月11日)、天皇誕生日(2月23日)、春分の日(3月20日)である。


解答



総所要日数 24日
工事完了日 3月15日

[ 解説 ]
クリティカルパスは以下のようになる
1(C1)+3(A1)+2(A2) +5(A3)+3(A4)+4(A5)+3(B5)+2(B6)+1(C2)
=24日
これにより、土曜日、日曜日、及び祝日を除いた日をカウントし、3月15日となる。



4. 次の記述の [  ] に 当てはまる数値をそれぞれ記入しなさい。

総所要日数を変えずに、作業B2及び作業B4の1日当たりの作業員の人数をできるだけ少なくする場合、作業 B2の人数は [ あ ] 人に、作業B4の人数は [ い ] 人となる。ただし、各作業に必要な作業員の総人数は変わらないものとする。


解答



あ.3人
い.2人

[ 解説 ]
・B2の作業内容は壁せっこうボード張りで、 1日あたりの作業人数は 5人である。
B2の作業は、3日 × 5人工であるのに対して、B2の作業に対してはフリーフロートが 2日あり、5日ですればよい作業である。
∴ 3日 × 5人工 = 5日 × 3人工

・B4の作業内容はビニルクロス仕上げで、 1日あたりの作業人数は 4人である。
B4の作業は、2日 × 4人工であるのに対して、B4の作業に対してはフリーフロートが 2日あり、4日ですればよい作業である。
∴ 2日 × 4人工 = 4日 × 2人工




2021年02月26日

1級建築施工管理技士 過去問 解説 令和2年度 実地6

令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地 解答例


実施日:令和 3年 2月 21日(日)

問題6

次の 1.から 3.の問いに答えなさい。

1.「建設業法」に基づく建設工事の完成を確認するための検査及び引渡しに関する次の文章において、[  ]に 当てはまる語句又は数値を記入しなさい。

元請負人は、下請負人からその請け負った建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から[ ?@ ]日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。

元請負人は、前項の検査によって建設工事の完成を確認した後、下請負人が申し出たときは、 直ちに、当該建設工事の目的物の引渡しを受けなければならない。ただし、下請契約において定められた工事完成の時期から [ ?@ ]日を経過した日以前の一定の日に引渡しを受ける旨の[ ?A ]がされている場合には、この限りでない。


解答



?@ 二十
?A 特約

建設業法 第24条の4(検査及び引渡し)
元請負人は、下請負人からその請け負つた建設工事が完成した旨の通知を受けたときは、当該通知を受けた日から 二十日以内で、かつ、できる限り短い期間内に、その完成を確認するための検査を完了しなければならない。

第2項
元請負人は、前項の検査によつて建設工事の完成を確認した後、下請負人が申し出たときは、直ちに、当該建設工事の目的物の引渡しを受けなければならない。ただし、下請契約において定められた工事完成の時期から二十日を経過した日以前の一定の日に引渡しを受ける旨の 特約がされている場合には、この限りでない。



2「建築基準法施行令」に基づく山留め工事等を行う場合の危害の防止に関する次の文章において、[  ] に 当てはまる語句を記入しなさい。

建築工事等における根切り及び山留めについては、その工事の施工中必要に応じて [ ?B ] を行ない、山留めを補強し、排水を適当に行なう等これを安全な状態に維持するための措置を講ずるとともに、矢板等の抜取りに際しては、周辺の地盤の [ ?C ] による危害を防止するための措置を講じなければならない。


解答



?B 点検
?C 沈下

建築基準法施行令
第136条の3 根切り工事、山留め工事等を行う場合の危害の防止

第6項
建築工事等における根切り及び山留めについては、その工事の施行中必要に応じて 点検を行ない、山留めを補強し、排水を適当に行なう等これを安全な状態に維持するための措置を講ずるとともに、矢板等の抜取りに際しては、周辺の地盤の 沈下による危害を防止するための措置を講じなければならない。




3.「労働安全衛生法」に基づく総括安全衛生管理者に関する次の文章において、[  ]に 当てはまる語句を記入しなさい。

事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、総括安全衛生管理者を選任し、その者に安全管理者、衛生管理者又は第二十五条の二第二項の規定により技術的事項を管理する者の指揮をさせるとともに、次の業務を統括管理させなければならない。

一 労働者の[ ?D ]又は健康障害を防止するための措置に関すること。

二 労働者の安全又は衛生のための[ ?E ]の実施に関すること。

三 健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置に関すること。

四 労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関すること。

五 前各号に掲げるもののほか、労働災害を防止するため必要な業務で、厚生労働省令で定めるもの


解答



?D 危険
?E 教育

労働安全衛生法
第十条 (総括安全衛生管理者)
事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、総括安全衛生管理者を選任し、その者に安全管理者、衛生管理者又は第二十五条の二第二項の規定により技術的事項を管理する者の指揮をさせるとともに、次の業務を統括管理させなければならない。

一 労働者の 危険又は健康障害を防止するための措置に関すること。

二 労働者の安全又は衛生のための 教育の実施に関すること。

三 健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置に関すること。

四 労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関すること。

五 前各号に掲げるもののほか、労働災害を防止するため必要な業務で、厚生労働省令で定めるもの。





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組織に不要な人などはいない。 また、各人は真摯であるだけでいい。 その強みを活かすのはトップマネジメントの仕事だ
チームの各人が自らの強みを知って、最大限に活かすことができれば、しいては組織全体が…. そうすれば最強の組織をつくることができる

建築学ガイド


1級建築士受験スーパー記憶術


S M L XL: Second Edition

錯乱のニューヨーク (ちくま学芸文庫)

井上章一 現代の建築家

水源—The Fountainhead

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建築家の読書塾

「秋葉原」感覚で住宅を考える
石山修武 晶文社 1984


アジアン・スタイル—十七人のアジア建築家たち

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隠喩としての建築 (講談社学術文庫)

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江戸名所図会を読む

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輝く都市 (SD選書 33)

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エル・リシツキー革命と建築

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バウハウスからマイホームまで (晶文社セレクション)
トム・ウルフ


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ピーター・ライス自伝—あるエンジニアの夢みたこと

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風水先生—地相占術の驚異 (集英社文庫—荒俣宏コレクション)

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バックミンスター・フラーの宇宙学校

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マスメディアとしての近代建築—アドルフ・ロースとル・コルビュジエ

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見えがくれする都市—江戸から東京へ (SD選書)

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郵便配達夫シュヴァルの理想宮
岡谷公二 作品社 1992

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ルイス・カーン—光と空間
ウルス・ビュッティカー

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ルネサンス理想都市 (講談社選書メチエ)

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建築ツウへの道 (Oshima bon (02))

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