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[ No.46 ]
仮設計画に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.塗料や溶剤等の保管場所は、管理をしやすくするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、設ける計画とした。
2.ガスボンベ類の貯蔵小屋は、通気を良くするため、壁の1面を開口とし、他の3面は上部に開口部を設ける計画とした。
3.工事で発生した残材を高さ 3 m の箇所から投下するため、ダストシュートを設けるとともに、監視人を置く計画とした。
4.前面道路に設置する仮囲いは、道路面を傷めないようにするため、ベースを H 形鋼とする計画とした。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
可燃性材料の保管については、次の通りに定めている。
?@不燃材料を使用した 独立の平家建とし、周囲の建物の建物から規定された間隔を確保する。
?A屋根は軽量な不燃材料で葺き、天井は設けない。
?B建物内の置き場は、耐火構造の室を選ぶ。
?C床には、不浸透性の材料で敷く。
?D消火に有効な消火器や消火砂等を備える。
?E十分換気を図る。
?F窓及び出入口には、防火設備を設ける。
?G出入り口には戸締りを設け、「塗料置場」や「火気厳禁」の表示をする。
塗料や溶剤等の保管場所は、資材倉庫の一画ではなく、 専用倉庫に設ける計画とする。
2.◯
ガスボンベ類の貯蔵小屋は、ガスが滞留しないように通気を良くするため、 壁の1面を開口とし、 他の3面は上部に開口部を設ける計画とする。
3.◯
事業者は、3m以上の高所から物体を投下するときは、適当な 投下設備を設け、 監視人を置くなど労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。(労働安全衛生規則第536条)
4.◯
前面道路に設置する 仮囲いは、道路面を傷めないようにするため、道路に接触する下部は H 形鋼などを用いて保護する。
[ No.47 ]
仮設設備の計画に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.工事用の給水設備において、水道本管からの供給水量の増減に対する調整のため、2時間分の使用水量を確保できる貯水槽を設置する計画とした。
2.工事用の溶接用ケーブル以外の屋外に使用する移動電線で、使用電圧が 300V のものは、1種キャブタイヤケーブルを使用する計画とした。
3.作業員の仮設便所において、男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性作業員が 60人ごとに、1個設置する計画とした。
4.工事用の照明設備において、普通の作業を行う作業面の照度は、150 ルクスとする計画とした。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
水道本管からの供給水量の増減に対する調整のため、工事用の給水設備には、 2時間分程度の使用水量を確保できる容量の貯水槽を設置する計画とする。
2.×
電気設備の技術基準に、屋外に施設する使用電圧が300V以下の移動電線は、溶接用ケーブルを使用する場合を除き、 1種キャブタイヤケーブル及びビニルキャブタイヤケーブル以外のキャプタイヤケーブルであることと規定されている。
3.◯
男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性作業員が 60人以内ごと1個以上とすること。男性用小便器の箇所数は、同時に就業する男性労働者 30人以内ごとに1個以上とすること。女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者 20人以内ごとに1個以上とすること。(労働安全衛生規則第628条)
4.◯
事業者は、労働者を常時就業させる場所の作業面の照度は、次の表の区分に応じて掲げる基準に適合させなければならない。(労働安全衛生規則第604条)
作業の区分 基準
精密な作業 300ルクス以上
普通の作業 150ルクス以上
粗な作業 70ルクス以上
[ No.48 ]
施工計画に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨工事において、建方精度を確保するため、建方の進行とともに、小区画に区切って建入れ直しを行う計画とした。
2.大規模、大深度の工事において、工期短縮のため、地下躯体工事と並行して上部躯体を施工する逆打ち工法とする計画とした。
3.鉄筋工事において、工期短縮のため、柱や梁の鉄筋を先組み工法とし、継手は機械式継手とする計画とした。
4.鉄骨工事において、施工中の粉塵の飛散をなくし、被覆厚さの管理を容易にするため、耐火被覆はロックウール吹付け工法とする計画とした。
答え
4
[ 解答解説 ]
1.◯
鉄骨工事における建方精度を確保するためには、建方の進行とともにできるだけ 小区画に区切って建入れ直しを行う計画とする。
2.◯
地下躯体工事と並行して上部躯体を施工する 逆打ち工法は、大規模、大深度の工事において、 工期短縮に有効な計画である。
3.◯
柱や梁の鉄筋を 先組み工法とし、継手を 機械式継手とする計画は、鉄筋工事における 工期短縮に有効である。
4.×
ロックウール吹付け工法は、 施工中に粉塵の飛散が生じる。また、吹付け厚さ及びかさ密度のばらつきを避けることができない。
[ No.49 ]
躯体工事の施工計画に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.場所打ちコンクリート杭工事において、安定液を使用したアースドリル工法の1次孔底処理は、底ざらいバケットにより行うこととした。
2.鉄骨工事において、板厚が 13mm の部材の高力ボルト用の孔あけ加工は、せん断孔あけとすることとした。
3.ガス圧接継手において、鉄筋冷間直角切断機を用いて圧接当日に切断した鉄筋の圧接端面は、グラインダー研削を行わないこととした。
4.土工事において、透水性の悪い山砂を用いた埋戻しは、埋戻し厚さ300mmごとにランマーで締め固めながら行うこととした。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
杭底処理とは、杭を打設するための孔の底にたまったスライム(泥状物)等を除去し、孔底に杭を打設する際適切な状態にすることをいう。場所打ちコンクリート杭工事の1つであるアースドリル工法においては、 1次孔底処理は、底ざらいバケットにより行う、 2次孔底処理は 水中ポンプ方式などにより行う。(建築工事監理指針)
2.×
高力ボルト用の孔あけ加工は、 板厚に関係なくドリルあけとする。ボルト・アンカーボルト、鉄筋貫通孔等は、ドリルあけを原則とするが、板厚13mm以下のときは、せん断孔あけとすることができる。
3.◯
ガス圧接継手において、鉄筋の圧接端面は金属肌であることが肝要であり、圧接作業の 当日に、 鉄筋冷間直角切断機を用いて切断するか、または グラインダー研削をう必要がある。(JASS5)したがって、圧接作業の当日に鉄筋冷間直角切断機を用いて切断する場合には、グラインダー研削を行う必要はない。
4.◯
山砂の類は、水締め、機器による締固めの工法により、 300mm程度ごとに締め固める。(公共建築工事標準仕様書)
[ No.50 ]
仕上工事の施工計画に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.改質アスファルトシート防水トーチ工法において、露出防水用改質アスファルトシートの重ね部は、砂面をあぶって砂を沈め、100 mm 重ね合わせることとした。
2.メタルカーテンウォール工事において、躯体付け金物は、鉄骨躯体の製作に合わせてあらかじめ鉄骨製作工場で取り付けることとした。
3.タイル工事において、改良圧着張り工法の張付けモルタルの1回の塗付け面積は、タイル工1人当たり 4 m 2 とすることとした。
4.塗装工事において、亜鉛めっき鋼面の化成皮膜処理による素地ごしらえは、りん酸塩処理とすることとした。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
改質アスファルトシート相互の接合は、重ね幅は長手・軸方向とも 100mm以上とする。露出防水用改質アスファルトシートの重ね部の 砂面をあぶり、砂を沈めるか、砂をかき取って重ねる。(建築工事監理指針)
2.◯
躯体付け金物は鉄骨部材へ溶接固定する場合は、本体鉄骨の製作に合わせて あらかじめ鉄骨製作工場で行う。また、所定の溶接長を確保するなど必要な強度が得られるように注意する。
3.×
改良圧着張り工法において、張付けモルタルに触ると手に付く状態のままタイル張りが完了できることとし、張付けモルタルの一度に 施工可能な面積は 2 m 2
/人以内を目安とする。また、張付けモルタルの下地面に対する塗付けは二度塗りとし、その合計の塗厚は4〜6mmとする。
4.◯
塗装工事における亜鉛めっき鋼面の化成皮膜処理による素地ごしらえは、 りん酸塩処理等のよる方法を用いる。(公共建築工事標準仕様書)
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