【 設計基準強度 】
36 N/mm 2 超 〜 80 N/mm 2 未満 に適用
45 N/mm 2 超の場合は
・JIS A5308に規定される「高強度コンクリート」認証取得
又は
・基準法37条二号の大臣認定
【 材料 】
・セメントの種類
JIS R5210に規定する
普通・中庸熱・低熱ポルトランドセメント
JIS R5211に規定する
高炉セメントA種及びB種
JIS R5213に規定する
フライアッシュセメントA種及びB種
・骨材
砕石又は砕砂を用いる場合は、原則として
砕石の粒径判定実績率 57%以上
砕砂の微粉分量試験で失われる量は 5.0%以下
・練混ぜ水
スラッジ水 不可
・混和剤 *特記による
特記がなければ、JIS A6204(コンクリート用化学混和剤)
に適合するもの
・混和材 *特記による
特記がなければ、
高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、シリカフューム及び膨張材
【 品質及び調合 】
・スランプ又はスランプフロー *特記による
JASS5 によると下記
Fc=45 N/mm 2 未満
スランプ 21?p 以下 若しくは スランプフロー 50?p以下
Fc=45 N/mm 2 以上 60 N/mm 2 未満
スランプ 23?p 以下 若しくは スランプフロー 60?p以下
Fc=60 N/mm 2 以上 80 N/mm 2 未満
スランプ 23?p 以下 若しくは スランプフロー 65?p以下
・単位水量 185 kg/m 3 以下
(JASS5 では175以下が望ましいとされている。
・水セメント比 50%以下
・空気量 *特記による
特記がなければ 2.0 〜 3.0% 標準
但し凍害を受けるおそれのある場合は 4.0 〜 6.0%標準
【 コンクリートの製造及び発注 】
・レディミクストコンクリート工場の選定
JIS A 5308「高強度コンクリート」の製品認証を受けていること
建基法37条二号による国土交通大臣の認定を取得した製造工場であること。
・発注にあたって確認すること( JIS A 5308 による)
?@結合材(セメント等)の種類及び品質
?A骨材の種類及び品質
?B混和材料の種類及び品質
?Cコンクリートの調合管理強度及びそれを保証する材齢
?D練混ぜ方法
?Eコンクリートの運搬経路と運搬時間
?Fコンクリートの品質管理方法
・運搬車のドラムに付着したモルタルは、
「高強度」については原則として用いない。
・湿潤養生期間「 JASS5 」
Fc 36超〜40以下 40超〜50以下 50超〜60以下
普通ポ 5日以上 4日以上 3日以上
中庸熱ポ 6日以上 4日以上 3日以上
低熱ポ 7日以上 5日以上 4日以上
【 型枠 】
・せき板の存置期間 圧縮強度が 10 N/mm 2 以上を確認するまで
*必ずしも「圧縮試験を実施する」ということではない
回帰式により求める場合が多い
・支柱の存置期間
スラブ下の支保工はスラブの設計基準強度が得られたこと
が確認すれば、取り外すことができる。
【 品質管理・検査 】
・塩化物量の試験は
国土開発技術研究センターの技術評価を受けている方法による
カンタブ標準品
*低濃度品は技術評価の対象外なので注意
・一般強度のコンクリートに比較し高強度は、ばらつきが大きくなると考えられるので、1検査ロットに必要とされる供試体を9個とされている。
・高強度コンクリートの圧縮強度の検査に用いる供試体は、採取後直ちに圧縮強度に影響を及ぼさない初期養生対策を講じる、水分のI逸散防止対策として供試体上面をラップフィルム等で封かんする装置や、初期養生温度対策として 20℃前後の高温養生槽を用いて、速やかに標準養生と同一の温度条件とする措置を施す。
*大臣認定により、供試体採取後の扱い方(保管温度条件)が異なる場合があるため、特に工場が単独で取得した認定を採用する場合には、その内容をよく確認した上で、供試体の管理(保管)方法を検討することが必要である。
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