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[ No.16 ]
屋外排水設備に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.排水管を給水管と平行にして埋設する場合は、原則として両配管の間隔を500 mm 以上とし、排水管は給水管の下方に埋設する。
2.遠心力鉄筋コンクリート管の排水管は、一般に、埋設は下流部より上流部に向けて行い、勾配は1/100以上とする。
3.管きょの排水方向や管径が変化する箇所及び管きょの合流箇所には、ます又はマンホールを設ける。
4.雨水用排水ます及びマンホールの底部には、排水管等に泥が詰まらないように深さ50 mm以上の泥だめを設ける。
答え
4
雨水排水用ます及びマンホールの底部には、排水管等に泥が詰まらないように 深さ150mm以上の泥だめを設ける。
1 ◯
排水管を給水管と平行にして埋設する場合は、原則として、両配管の間隔を500 mm 以上とし、かつ 排水管は給水管の下方に埋設する。
2 ◯
遠心力鉄筋コンクリート管の排水管は、下流部より始め、順次上流部に向けて行うのがよい。 地中埋設配管の勾配は、やむ得ない場合を除き 1/100以上とする。
3 ◯
排水管のます、またはマンホールを設ける箇所は以下である。
?@もっぱら雨水を排除すべき管きょの始まる箇所
?A下水の流路の方向または勾配が変化する箇所
?B管きょの長さが、その内径または内法幅の 120倍を超えない範囲内の箇所
[ No.17 ]
植栽に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.樹高は、樹木の樹冠の頂端から根鉢の上端までの垂直高をいう。
2.枝張りは、樹木の四方面に伸長した枝の幅をいい、測定方向により長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。
3.幹周は、樹木の幹の周長をいい、根鉢の上端より0.5mの位置を測定する。
4.樹木の幹が2本以上の場合の幹周は、各々の幹の周長の総和の 70%とする。
答え
3
幹周は、樹木の幹の周長をいい、 根鉢の上端より1.2m上がりの位置を測定する。この部分に枝が分岐しているときは、その上部を測定する。
1 ◯
樹高は、樹木の樹冠の頂端から根鉢の上端までの垂直の高さである。
2 ◯
枝張り(葉張り)は、樹木の四方面に伸長した枝(葉)の幅である。測定方向により長短がある場合には、 最長と最短の平均値とする。なお、葉張りとは低木の場合についていう。
4 ◯
幹が2本以上の樹木においては、 各々の周長の総和の70 %をもって幹周とする。
[ No.18 ]
電気設備に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合、金属製の電線接続箱には接地工事を施す。
2.バスダクトは、電流の容量の大きい幹線に使用される。
3.合成樹脂管内、金属管内及び可とう電線管内では、電線に接続点を設けてはならない。
4.大型の動力機器が多数使用される場合の電気方式には、単相3線式100/200 Vが用いられる。
答え
4
大型の動力機器が多数使用される工場、一般のビルの幹線としては、 三相3線式200Vが使用されている。なお、単相3線式100V/200Vは、比較的容量の大きい照明・コンセント用の幹線に用いられてる。
1 ◯
低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合の管、その他ケーブルを収める防護装置の金属部分、ラックなどの金属部分及び電線接続などは C種設置工事を施さなければならない。
2 ◯
バスダクトは、金属製ダクトの中に絶縁物で覆った銅やアルミの導体を通す部材で、 大電流を流す幹線に使用される。
3 ◯
フロアダクト内、セルラダクト内、金属製可とう電線管内では、原則とし 電線に接続点を設けてはならない。接続する場合はアウトレットボックス、プルボックス等の内部で行う。(電気設備技術基準)
[ No.19
]給水設備の給水方式に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。
1.ポンプ直送方式は、水道引込み管に増圧ポンプを接続して、各所に給水する方式である。
2.圧力水槽方式は、受水槽の水をポンプで圧力水槽に送水し、圧力水槽内の空気を圧縮・加圧して、その圧力によって各所に給水する方式である。
3.高置水槽方式は、受水槽の水をポンプで建物高所の高置水槽に揚水し、この水槽からは重力によって各所に給水する方式である。
4.水道直結直圧方式は、上水道の配水管から引き込み、直接各所に給水する方式である。
答え
1
ポンプ直送方式は、受水槽に貯水し、給水ポンプで直接加圧した水を各所に給水する方式であり、 水道管にポンプを直結することは禁止されている。
2 ◯
圧力水槽方式は、上水や井戸水を一旦受水槽に貯水し、 圧力水槽内の空気を圧縮・加圧して、その圧力によって各所に給水する方式である。建物意匠上や地下街等の高置水槽を設けることができない場合等に設置する。
3 ◯
高置水槽方式は上水や井戸水を一旦受水槽に貯水し、ポンプで建物高所の高置水槽に揚水し、この 水槽からは重力によって各所に給水する方式である。中層・中規模以上の建物の最も一般的な給水方式である。
4 ◯
水道直結直圧方式は、上水道の配水管から引き込み、 水道の圧力を利用し、直接各水栓に給水する方式で、一般に2階建て程度で水栓の少ない場合に適する。設備費及び維持費が最も安い。
[ No.20 ]
数量積算に関する記述として、公共建築数量積算基準(国土交通省制定)上、 誤っているものはどれか。
1.根切り又は埋戻しの土砂量は地山数量とし、掘削による増加、締固めによる減少は考慮しない。
2.鉄骨鉄筋コンクリート造におけるコンクリートの数量は、コンクリート中の鉄骨と鉄筋の体積分を差し引いたものとする。
3.圧接継手による鉄筋の長さの変化はないものとする。
4.ボルト類のための孔明け、開先加工、スカラップ等による鋼材の欠除は、原則としてないものとする。
答え
2
鉄骨鉄筋コンクリート造の場合のコンクリート量の数量は、 鉄骨についての数量は7.85tを1m 3
として換算した体積を差し引くが、鉄筋の体積は差し引かない。
(公共建築数量積算基準第4編第2章第2節1(1)の3)
1 ◯
土の処理による土砂量の 増加または 減少は ないものとする。(公共建築数量積算基準第3編第1章第2節1の3)
3 ◯
圧接継手の加工のための 鉄筋の長さの変化はないものとする。(公共建築数量積算基準第4編第3章第2節1の5)
4 ◯
ボルト類のための孔あけ、開先加工、スカラップ及び柱、梁等の接続部のクリアランス等による鋼材の欠除は、原則としてないものとする。1箇所当たり 0.1 m 2
以下のダクト孔等による欠除もこれに準ずる。(公共建築数量積算基準第4編第4章第2節1の6)
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